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夜中・明け方に手がしびれて目が覚める、手根管症候群とは?スマホやパソコンの使い過ぎも原因?

夜中や朝方などに手がしびれている、特に薬指から親指にかけての指に痛みやしびれを感じるということはありませんか。手に痺れを感じる原因は様々ですが、手を酷使する人や30代以上の女性に現れやすいといわれるのが「手根管症候群」です。

手根管症候群とはどのようなものなのでしょうか。

手根管症候群とは

手根管症候群とは手首の中央にある「手根管部」の中を通っている正中神経が圧迫されることによって痛みやしびれが起こった状態を指します。正中神経は親指から薬指の親指側までに関わる神経なので、小指には症状が出ません。また、夜間や就眠時に症状が悪化する傾向があるのが特徴です。

初期のころは指の感覚に違和感を覚える、中指の先がジンジンと痺れたような感じがする、ボタン掛けなどの指先を使った動作が難しくなったなどの小さな症状ですが、進行すると「握る」「掴む」といった動作に支障が出るようになり、日常生活に影響を及ぼしてしまいます。

さらに、親指の筋肉がやせて力が入らない状態になってしまうと手術が必要になります。

手根管症候群の原因

手根管症候群は手根管とその中を通る正中神経が何らかの理由で圧迫されることで起こります。ケガが原因になることがあれば、病気などが原因で起こることもありますが、ケガや病気ではなく手根管のむくみが原因となるケースも少なくありません。

このむくみが起こる原因ははっきりとしていませんが、手根管症候群は手首の曲げ伸ばしや手首に負担がかかる作業を日常的に行っている人に多いことから「手の使いすぎ」が原因の一つであるといわれています。

 

また、妊娠中や更年期の女性の場合、ホルモンバランスの乱れが原因で関節の内側をおおう「滑膜」が炎症を起こし、手根管と正中神経を圧迫していると考えられています。

治療法と予防法

手根管症候群の治療は症状の度合いによって異なりますが、消炎鎮痛剤やビタミンB12、シップなどの処方と、シーネという器具を使った固定などによる安静が一般的です。

ただし、それでも症状が改善しない場合はステロイド剤の注射や手術などが必要となります。

また、手根管症候群の症状改善には鍼灸や整体も有効とされています。痛みやしびれの症状を軽くしたいという方は利用を検討してみてはいかがでしょうか。

 

手根管症候群を予防するには、手首の負担を減らすことと、日頃から手首をケアすることが重要といわれています。

スマホやパソコンを操作する時間を短くする、手首のストレッチを行う、オフィスワークのときは肘掛けなどを使って手首が真っ直ぐになるようにする、必要に応じてテーピングやサポーターを利用するなどの方法で手根管症候群を予防しましょう。

まとめ

手根管症候群は自然治癒することもありますが、悪化すると手術が必要になります。

また、糖尿病や甲状腺機能低下症、リウマチなどが原因で手根管症候群が発症することや、手根管症候群と似た症状が現れる他の病気もあるため、手に痛みやしびれを感じるようになったら安易に自己判断せず、症状が出たら早めに病院を受診してください。

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