近年、健康志向の高まりなどから、スポーツジムやパーソナルジムを利用する方が増えていますが、自分でトレーニングメニューを考えるのは難しいだけではなく、どうしてもモチベーションを維持しにくいことがあります。
そのような背景から、自分に合ったより効果的なトレーニング計画を立ててくれるパーソナルトレーナーの需要が高まっていますが、スポーツインストラクターだけではなく、整体師からパーソナルトレーニング指導を受けられることもあります。
パーソナルトレーニングを整体師に指導してもらうと、どのようなメリットがあるのでしょうか。
コンディション管理が丁寧
整体師の主な仕事は肩こりや腰痛などをはじめとする体の不調を解消・改善することです。そのため、整体師によるパーソナルトレーニングはスポーツインストラクターなどのパーソナルトレーニングに比べるとコンディション管理が丁寧で、栄養指導や生活改善指導、体調の相談などのケアを受けられるというメリットがあります。
整体やマッサージを受けられる
整体師は整体やマッサージなどの技術・知識を持っているため、体の状態をより正確に把握した疲労回復マッサージなどを受けることができます。
適切な施術を受けることで自分では気づくことができない不調に早く気づくことができる、セルフケアが難しい場所を施術してもらえるなど、事故防止・ケガ防止に繋がるのも大きなメリットです。
ケガの応急処置を受けられる
トレーニング中は打撲や捻挫などのケガをする可能性がありますが、整体師はスポーツ外傷に関する知識を備えており、ケガの際の応急処置やテーピングといった対処も適切に行うことができます。
万が一の時の安心感が大きいというのもパーソナルトレーニングを整体師に指導してもらうメリットです。
リハビリやサポートを受けられる
休養が必要なケガや故障をした場合はもちろん、加齢などが原因で筋力が低下している人などの場合、一般的なトレーニングではなく、リハビリを目的としたメニューに切り替えたり、体の状態にあっ合ったサポートが必要となります。
整体師はケガをしている人や体に不調を抱えている人を対象とする職業であるため、ケガの状態や体の状態、体力や年齢などを把握し、それに適したリハビリ計画を立てたり、必要なサポートは何かを考えることに長けています。
まとめ
パーソナルトレーニングを整体師に指導してもらうとさまざまなメリットがありますが、整体師であれば必ず質の良い指導を受けることができるというわけではありません。
これは、「整体師」を名乗るには具体的な免許などが必要なく、スクールで民間資格を取得した整体師がいれば、無資格で専門知識などをほとんど持っていない整体師もいるためです。
そのため、パーソナルトレーニングを整体師に指導してもらいたいという場合は、知識量や経験の豊富さ、施術の的確さなどに着目して検討する必要があります。正確には整体師ではありませんが、国家資格である「柔道整復師」を持っている人であれば理想的です。