慢性的に腰に痛みやだるさを感じているようであれば、反り腰に陥っている可能性があります。反り腰の原因として筋力低下が考えられます。骨盤を支えている腹直筋などが弱まると、骨盤を支えきれなくなって前傾状態になりやすいです。そのほかにも骨盤の中にある腸腰筋や太ももの前側を構成する大腿直筋の柔軟性が低下しても、骨盤の前傾を引き起こします。

体型の変化も反り腰の原因となりえます。もし昔と比較して太ってお腹が出っ張ったのであれば、それが原因です。お腹が出ると、重心が前に移動します。するとバランスを保つために無意識に腰を反らせてしまうのです。反り腰はなかなか自覚症状が現れません。もしお腹がポッコリしている、腰の痛みが長引いてなかなか改善しなければ、反り腰に知らず知らずのうちになっているかもしれません。

妊娠や出産経験のある女性は反り腰になりやすいので注意しましょう。妊娠してお腹が大きくなると、お腹の重みが増しそれに引っ張られるような形になって、骨盤が前傾します。出産後も姿勢が戻らなくて、反り腰で固定されてしまうことがあります。