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感染症対策のカギ、粘膜免疫とは?粘膜免疫を高める方法3つ。

風邪やインフルエンザなどの感染症を予防するには手洗いやうがい、マスクの着用などが有効だといわれています。

しかし、マスクなどで対策していても体の免疫が弱っていると感染・発症のリスクは高くなるため、細菌やウイルスに接触しないよう対策をするだけではなく、万が一接触しても体内に取り込んでしまわないよう免疫力を高めておくことが重要です。

なかでも、感染症対策のカギとして注目を集めているのが「粘膜免疫」です。粘膜免疫とはどのようなものなのでしょうか。

粘膜免疫と全身免疫

免疫は体が細菌やウイルスなどに接触した時に働く防衛機能のことですが、中には大きく分けて「粘膜免疫」と「全身免疫」の二つがあります。

全身免疫とは体内に入り込んだ異物と戦う免疫で、熱、咳、鼻水、くしゃみ、下痢などの方法で異物を体の外に排出します。

一方、粘膜免疫とは異物の侵入経路である鼻や口、消化器などの粘膜がもつ免疫機能で、異物を体に入れないよう防ぐる役割を持っており、いうなれば「免疫の最前線」といえます。

IgA抗体とは

免疫として働く物質には様々な種類が存在しますが、粘膜では主にIgA抗体という免疫物質が働いています。IgA抗体は多くの細菌やウイルスなどに反応し、体内に浸入しようとする異物にくっついて浸入を防ぎます。

つまり、粘膜免疫を高めるには粘膜免疫のメインであるIgA抗体の増やすことが重要なポイントとなります。

粘膜免疫を高める方法

粘膜免疫を高めるにはIgA抗体の量を増やすことと、IgA抗体が働きやすい状態を作ることが重要です。どうすれば粘膜免疫を高めることができるのでしょうか。

 

【規則正しい生活】

就寝や起床、食事などの時間が不規則だと体内時計が安定せず、体にストレスがかかるほか、自律神経が乱れて免疫力が下がります。

特に、IgA抗体はストレスによって減少することが知られており、生活が不規則だと粘膜免疫も低下してしまいます。

夜更かしなどを避け、規則正しい生活を送ることで粘膜免疫・全身免疫の両方を高めることができます。

 

【バランスの良い食事】

バランスの良い食事は体の免疫力を高めてくれますが、粘膜免疫を高めるなら粘膜の健康を保つビタミンAやビタミンB2、B6、亜鉛といったビタミンやミネラルなどを摂るとよいでしょう。

また、粘膜を保護する作用を持つムチンや、IgA抗体を増やすことで知られている乳酸菌もオススメです。

 

【水分補給】

粘膜が乾燥するとIgA抗体の働きが低下して粘液機能が下がってしまいます。マスクや加湿器などで乾燥を防ぐだけではなく、こまめな水分補給で粘膜を保護しましょう。

まとめ

粘膜免疫が高いと細菌やウイルスに感染しにくくなりますが、いかに免疫力が高くてもウイルスなどに接触する量や機会が多いと、完全に防ぐことはできません。

粘膜免疫を高めるとともに、手洗い・うがい・マスク着用などもしっかり行い、抜かり目のない感染症対策を心がけましょう。

 

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